酸蝕症①
酸蝕症という症状をご存知ですか?炭酸飲料や果物などが含む酸で歯が溶け、歯
がしみる知覚過敏が起きる症状です。また、歯のエナメル質が溶けてその下にある
象牙質が露出して歯の色が黄ばんだりもします。一度溶けてしまった歯は元に戻せま
せん。しかし、毎日の食事で酸にさらされていますのである程度の酸蝕は仕方があり
ません。いかに症状の進行を食い止めるかが重要となります。その方法については、
また、この次に。
カテゴリー:診療一般 投稿日:2010年6月11日
歯みがき剤
皆さまは、どのような歯みがき剤を使っていますか?
最近の歯みがき剤は、一昔のとは違って配合成分も進化して歯磨きしやすくなり、また、
薬用成分も研究され予防に多大な効果があるようになりました。ただし、使い方を間違えると
せっかくの薬用成分の効果も半減してしまいます。歯みがき剤の種類・使い方など主治医の
先生に相談され、自分にあった歯みがき剤を見つけてみてはいかがでしょうか?
カテゴリー:診療一般 投稿日:2010年5月29日
口内炎③
前回、口内炎の塗り薬は、症状を緩和させる対症療法であると書きましたが、ではどうしたら
口内炎が治せるかですが、口腔内の細菌の繁殖を抑えればいいわけです。抑える方法として
当医院では、イソジンなどの洗口液でうがいをすることをお勧めしていますが、症状の状態や問
診よって治療・指導を行っております。口内炎と口腔内の癌との判別も必要となりますので、
口内炎でお悩みの方は、是非一度、御来院いただき診察させていただければと思います。
カテゴリー:診療一般 投稿日:2010年5月24日
口内炎②
前回、口内炎の多くは、細菌が繁殖してできたものであると書きましたが、それでは治療法に
ついて述べたいと思います。よく口内炎の塗り薬が効かないと言う患者さまがいらっしゃいますが
それは当然です。塗り薬は、ステロイド剤でありこの薬は細菌を殺すものではなくて免疫細胞の
働きを抑制することで痛みを和らげるものだからです。いわゆる症状を緩和させる対症療法なの
です。ですから塗り薬で口内炎が治る訳ではないのです。この続きはまた後ほど。
カテゴリー:診療一般 投稿日:2010年5月14日
口内炎①
口内炎がなかなか治らない・繰り返しできるという相談を患者さまからお受けいたします。
まず、口内炎が何でできるかご存じでしょうか。
原因は、口の中にできた傷に細菌(口腔内常在菌)が繁殖してできたものがほとんどです。
ビタミン2不足が原因でできる場合もありますがこれは、15%程度と言われています。
ですから口内炎は、細菌繁殖が原因だと理解してください。
この続きは今後、書きたいと思います。
カテゴリー:診療一般 投稿日:2010年4月30日
歯ブラシ
よく歯ブラシを1か月以上換えないという患者さまがいらっしゃいますが、毎食後ブラッシングを
しっかり行っているかたは、通常3週間位で歯ブラシの毛先が広がってきます。
毛先が広がってしまった歯ブラシで、歯を磨いても毛先が歯にしっかりとあたらず磨き残しが多く
なってしまいます。それでは、虫歯や歯周病に罹りやすくなってしまいますので、歯ブラシはケチ
らず常にストックを用意しておき毛先が広がったら、すぐに取り換えましょう。
適した歯ブラシの大きさや硬さについては、主治医や歯科衛生士にご相談ください。
カテゴリー:診療一般 投稿日:2010年4月28日
歯ぎしり
この数年、社会環境の変化にてストレスをかかえてる方が多いのか口腔内を拝見していると
歯の咬耗や骨隆起のある方を見受けます。これは、歯ぎしりや噛みしめによってできたものと
考えられます。これらは、歯や歯周組織を傷めてしまう可能性がありますので睡眠時に
ナイトガード(マウスピース)の装着をお勧めします。
心当たりのある方は、まずは、口腔内の状況を見てもらいましょう。
カテゴリー:診療一般 投稿日:2010年4月10日
妊娠中の歯科治療について
最近、妊婦の患者さまの来院が多いので妊娠中の治療について書きたいと思います。
よく妊娠中に歯科治療ができるかご質問を受けますが結論から言いますと、”できます”。
ただし、妊娠安定期(4か月~7か月まで)の間となります。
この期間であれば基本的に赤ちゃんに影響なく治療を受けることができます。
使用する薬剤などにより影響を及ぼすものもありますので
主治医の先生とよくお話してからの治療をお勧めいたします。
ちなみに、授乳中の治療は母乳を介して薬剤の影響を赤ちゃんに及ぼす可能性が
ありますので、なるべく妊娠前、および安定期中に治療をお勧めいたします。