丸山歯科医院ブログ
丸山歯科医院は初診時に丁寧にお話を伺い、検査・診断した上で治療を開始致します。
痛い!⾎が出る!?⻭間ブラシの正しい選び⽅
デンタルフロスと同じ位重要になってくるのが「⻭間ブラシ」です。⻭間ブラシは先にブラシがついた⼩さい⻭ブラシのようなもので⻭と⻭茎の間のお掃除にとっても効果的です。ただ⻭ブラシをするだけでは取れないプラークをデンタルフロスと⻭間ブラシを併⽤することによってその除去率は90%にも上がると⾔われています。
デンタルフロスと同じ位重要になってくるのが「⻭間ブラシ」です。⻭間ブラシは先にブラシがついた⼩さい⻭ブラシのようなもので⻭と⻭茎の間のお掃除にとっても効果的です。ただ⻭ブラシをするだけでは取れないプラークをデンタルフロスと⻭間ブラシを併⽤することによってその除去率は90%にも上がると⾔われています。
⻭間ブラシはデンタルフロスに⽐べてサイズや種類がとても多く、どれを使⽤したらいいのかわからず⼿が出しにくいと思われている⽅も少なくないと思います。また、間違ったサイズの⻭間ブラシを使⽤して⻭茎や⻭を痛めてしまう恐れもありますので今回は⻭間ブラ
シの選び⽅や正しい使い⽅を詳しくご説明していきます。
⻭間ブラシの種類とサイズの選び⽅
⻭間ブラシには各サイズの他に、ブラシの形から持ち⼿の形など様々な種類があり⾃分の
使いやすいものを⾒つける必要があります。
⻭間ブラシのサイズ
4S: 0.5mm
3S: 0.8mm
SS: 0.8-1.0mm
S: 1.0-1.2mm
M: 1.2-1.5mm
L: 1.5-1.8mm
LL: 1.0-2.0mm
⻭間ブラシのサイズの選び⽅としては、⻭と⻭の隙間よりも⼩さめで⼒を⼊れずにスッと⼊れられるものを選ぶようにしましょう。きつくて⻭間に⼊れにくい、抜きにくいものは⻭茎を傷つける恐れがあるのでワンサイズ⼩さいものを試すようにしてください。
また、⻭と⻭の隙間の⼤きさは、⻭の部位によって異なってきます。奥⻭に向かっていくほどその隙間は狭くなるので、各サイズに合わせた⻭間ブラシを⽤意することをおススメします。無理に1 種類のサイズを使って全体を掃除してしまうと⻭茎を傷つける原因にもなりますのでその隙間に合わせたサイズを使⽤して下さい。
ブラシ・持ち⼿の形
ブラシの形には、ストレート(まっすぐ)テーパー(逆三⾓形)バレル(楕円形)のものがあり、⼀般的にはストレートものが多くドラッグストアなどで⼀般的に売られています。⻭と⻭茎の隙間を掃除するにはブラシの形は逆三⾓形のものや楕円形の⻭間ブラシの⽅が効果は⾼くなりますが⾊々試してみて⾃分の掃除しやすいタイプのものを⾒つけましょう。
持ち⼿の形もストレートとカーブの物があります。⼀般的にはストレートの⻭間ブラシが⼈気ですが、奥⻭など垂直に⼊れにくい場所ではカーブタイプのものが使いやすいと思います。ストレートのものでも⽑先のワイヤーを曲げるなどして使⽤できますので⾃分に合った形を⾒つけて下さい。
⻭間ブラシの効果的な使い⽅
⻭間ブラシの先端を⻭と⻭の隙間に⽔平に⼊れ、⻭に沿うように当てます。優しく前後上下に細かく動かしプラークを絡めとっていきます。⻭間ブラシの先が⼊れにくい所は、指で⻭間ブラシの先のワイヤーを少し曲げて⼊れると掃除しやすくなります。
掃除をする時のポイントとして⼀⽅向からだけでなく内側をしたら外側からと、⽅向を変えて掃除をすることによりプラークの除去率も各段に上がる事がわかっています。
⼀ヶ所掃除をしたらその都度⻭間ブラシの先を洗い、先についた雑菌やプラークを洗い流してください。⼝もこまめにゆすぐと汚れをその都度洗い流せます。
⻭間ブラシはどれくらいで交換するべき?
⻭間ブラシはだいたい1週間を⽬安に交換してください。ワイヤーは⾦属なので⻑期間使⽤すると劣化して折れてしまう危険もあります。⻭茎の中に⾦属が⼊り込んでしまう恐れもあるので⻑期間の使⽤は避けるようにしましょう。使⽤した後はしっかりと⽔で洗浄し乾燥させて保管します。
⻭間ブラシを使う時に⾎が出る?痛い?
⻭間ブラシを使⽤している時に痛みや出⾎がある場合はサイズが合っていない、適切な挿⼊⾓度で⼊っていない可能性があります。⻭と⻭の隙間よりも⼤きいサイズの⻭間ブラシを無理やり通してしまうと⻭⾁を傷つける原因にもなります。間違ったサイズを無理に使い続けると⻭茎が下がってしまい、知覚過敏の原因などにもつながりますのでまずはしっかり⾃分に合ったサイズと正しい使い⽅を⾝につけるようにしましょう。
また、⻭間ブラシを使⽤していて痛みが無いのに出⾎する場合は汚れなどが原因で⻭⾁が腫れ、出⾎しやすくなっている可能性があります。この状態が続くと⻭周病になる恐れがあります。しっかり正しい⻭ブラシと⻭間ブラシでの掃除によってプラークを除去することが出来れば⾃然に出⾎も収まります。出⾎するからといって⻭間ブラシを使⽤するのを辞めてしまっては逆効果になりますのでしっかりとお掃除を続け健康的な⻭茎にしていきましょう。
まとめ
いかがでしたか?⻭間ブラシは正しい⽅法で⾏わないと逆に⻭茎を傷つけてしまう原因にもなりますので、使い⽅がわからないかたはかかりつけの⻭科医院で聞いてみるといいでしょう。少し⼿間のかかる作業ではありますが、⻭ブラシと⼀緒に毎⽇のケアに取り⼊れて美しい⻭をキープしていきましょう。
投稿日:2018年7月17日 カテゴリー:歯周病, 診療一般