丸山歯科医院ブログ
丸山歯科医院は初診時に丁寧にお話を伺い、検査・診断した上で治療を開始致します。
放置すると危険かも?歯茎を黒くする6つの要因
「自分の歯茎の色が良くない」と感じたことはありませんか?
健康な歯茎は、きれいなピンク色をしているものです。黒ずんでいたり、紫がかっていたり…歯茎がそんな状態であれば、自覚症状がなくても、健康上の何らかのドラブルを抱えているのかもしれません。放置していると、生命の危険にさらされる可能性も…。
ここでは、どんな時に歯茎が黒ずんでしまうのか、その原因を紹介します。
要因① 喫煙による歯茎の黒ずみ
煙草には、ニコチンなどの有害物質が含まれています。長く喫煙を続けていると、その有害物質が歯茎に染み込んで、黒ずんで見えることがあります。
また、喫煙は血流を悪くします。血流障害が起こり動脈硬化などが起こりやすくなるのですが、歯茎にも黒ずみとなってその影響が現れることがあります。
要因② 歯の神経を抜いたところが黒ずんで見える
歯の治療のため、神経を抜いてそのままにしていると、血液が染み出して歯の根に色が着くことがあります。それが透けて、歯茎が黒ずんで見えるのです。
ウォーキングブリーチという治療で歯の根の黒ずみを漂白すると、解消できることがあります。
要因③ 差し歯や被せ物の金属が溶け出している
差し歯は正面から見ると解りにくいですが、中の土台や被せ物の内側に金属を使用しているケースがあります。その金属が唾液に反応して歯茎に溶け出し、黒ずんで見えることがあります。
差し歯に使われている金属を、セラミックなどの非金属の素材に取り替えると解消できます。
要因④ 貧血のため歯茎に黒ずみが起こっている
貧血気味の場合、十分な血流が歯茎にまで届かず、黒ずんでしまうことがあります。
歯ブラシで歯茎をマッサージするなど、血流を促すことで色味が戻ることがあります。日々の生活でも、適度な運動をして血流改善を目指しましょう。十分な血液をつくるため、栄養バランスのとれた食生活を心がけることも大切です。
要因⑤ 歯周病の進行から現れる黒ずみ
歯周病は、自覚なしに症状が悪化しがちな疾患です。歯の内側で炎症が起き、歯茎からの出血が多くなって歯垢に血液が混ざり、黒い歯石が付着することになります。そのせいで、歯茎が黒ずんで見えることがあるのです。
歯周病は、自然治癒しません。速やかに歯科医院で治療を始めましょう。
要因⑥ 糖尿病が進行した影響による黒ずみ
歯周病と糖尿病の関係は深く、どちらも自覚症状なしに進行しがちな怖い疾患です。糖尿病を患っている人は、歯周病にかかっていることが多いので、歯茎の黒ずみといった症状が見られる場合、糖尿病も疑ったほうがいいでしょう。
歯茎のケアを行い、歯周病を治療すると、糖尿病の症状も改善できたというケースもあります。
まとめ
歯茎の黒ずみには、怖い疾患が原因であるケースもあるのです。見た目の悪さだけでなく、生命に関わる危険を秘めているので、毎日の歯のブラッシングの際に、歯茎の色味チェックも行うようにしてくださいね。
投稿日:2017年7月27日 カテゴリー:診療一般