えっ、銀歯で金属アレルギーになるなんて!? – 浦和 歯医者 丸山歯科医院

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えっ、銀歯で金属アレルギーになるなんて!?

えっ、銀歯で金属アレルギーになるなんて!?

近頃、銀歯による金属アレルギーが増えています。

金属アレルギーといえば、通常はピアスやネックレスなどのアクセサリーによるものです。アクセサリーをつけていると皮膚がかゆくなって「金属アレルギーかもしれない」と感じたことがある人もいるのではないでしょうか。

花粉症のように、ある日突然発症することもあるのがアレルギーです。銀歯によるアレルギーは、口の中のことですから、なかなかアレルギー反応が出ていることに気づきにくいという難点があります。

あなたの銀歯は大丈夫ですか?

なぜ?銀歯がアレルギーを起こす理由とは

厚生労働省の平成23年の調査によると、日本では全人口の2人に1人が何らかのアレルギーを自覚している状態です。アレルギーは毎年増加の傾向にあり、突然発症することもあるので、例え今は症状が出ていなくても、他人事ではないかもしれません。

金属自体はアレルギーを起こすものではありません。金属は、人間の身体に必要なものです。カルシウム、ナトリウム、マグネシウム、鉄といった生命活動に欠かせないミネラルは、金属元素です。

これが、汗や唾液に反応することにより金属がイオン化を起こし、わずかに溶け出すのです。金属イオンは体内に蓄積されていくのですが、本来身体を構成する成分とは違うため、その許容量を超えた時点でアレルギー反応が起こります。皮膚などに異常が出たりするのは、この段階に当ります。こうしたアレルギーは、原因物質が体内に入ってすぐに発症せず、蓄積されてから症状が現れるので、遅延型アレルギーともいわれています。

今のところ銀歯が何も健康被害を起こしていなくても、突発的にアレルギー反応を発症し、体調不良に陥ることも考えられます。

銀歯アレルギーを予防・改善する方法は?

銀歯アレルギーを予防・改善する方法は?

銀歯によるアレルギーを発症させない、または改善する方法は、銀歯を取り除くことに尽きます。

昔の銀歯には、水銀が入っている可能性があります。水銀の使用は世界レベルでは使用が禁じられた成分ですが、日本では安価で加工しやすく、直ぐには健康上の問題が出ないということから、昔は普通に使用されていました。

最近では、ほとんど使用されることは無くなっていますが、40代以上の人の銀歯には、水銀が入っている場合があります。特に、銀歯が黒ずんでいると、イオン化が始まっていますので要注意です。

まとめ

まとめ

お口の中に銀歯が入っているという人は、黒ずんでいないかチェックしてみてください。

いつか銀歯による金属アレルギーを発症するのでは?と心配な方は、身体の免疫力が下がっているとアレルギー反応が出やすくなりますので気をつけましょう。十分な睡眠・適度な運動・バランスのよい食生活を心がけ、抵抗力をつけて、アレルギーに負けない身体を作ることが大切です。

投稿日:2017年7月6日  カテゴリー:診療一般

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