舌が白くなる!?白板症の原因とは – 浦和 歯医者 丸山歯科医院

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舌が白くなる!?白板症の原因とは

白板症1

白板症とは舌に白い斑点が現れる症状です。口腔内にできることから口腔白板症とも言われており、歯ブラシなどでケアをしても除去できない角化性病変の症状になっています。
分類上では、他のどの疾病にもない白斑であるとされている疾病です。ここでは、この白板症の原因やリスク・治療方法などについて紹介していきましょう。

白板症は癌の前兆?癌化率の高い疾病

白板症は癌化する前段階であるということが報告されていますが、この段階ではまだ癌ではありません。ただこの状態から癌に進行する確率が4.4%~17.5%というデータがあり、発生場所や状態によって癌になりやすいものもあります。

特に舌の縁や歯と舌の間にできたもの、ただれやこぶ状になっている場合は癌化する確率が高いと言われており、既に癌化しているケースもあるようです。口腔内では舌や歯肉、頬の粘膜や上顎など、白板症になる好発部位が存在しています。

白板症の国内における発生頻度は2.4%程度というデータもありますが、口腔内の癌は自覚症状があまりないことから、進行してしまった場合は非常に厄介です。そのため白板症の症状に気が付いたら専門医の診察を受け、しかるべき処置を受けるようにしましょう。

白板症の相談や治療を受ける際には、歯科や口腔外科、耳鼻咽頭科へ受診すると良いです。白板症には類似する症状も複数存在しているため、気になる症状が出たらまず診察を受けにいくことをおすすめします。

白板症の原因は?気を付けなければならないこと

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現在の医学においては、白板症の原因となる根本的なものは明らかになっていませんが、誘因となることはいくつかわかっています。化学的刺激があるたばこやアルコールなどの嗜好品の他、刺激性食品や過度の歯磨きなどがその代表例です。

その他カンジタ菌などの細菌類による発症もありますが、これらが原因としてはっきりしているケースは白板症とは呼ばれず、あくまでも原因が不明な症状に限られます。

白板症は性差や年齢によっても発症の度合いが異なり、40歳以上の男性に多い傾向があります。気になる症状が出た場合には、生検組織の採取をして顕微鏡組織検査をしてみましょう。

この病気は原因が分かっていないため、具体的な予防方法がないのが現状です。しかし、口内への何らかの刺激が折り重なって発症するので、普段の生活から刺激の強い嗜好品や飲食物を過剰に摂取しないようにするのが唯一の予防方法と言えるでしょう。

白板症を治療するために取り組むこと

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白板症の治療に当たっては、まず刺激の元を断つことが重用です。そして、外科的手術の前にビタミンAの投与をして反応を見て様子を見ます。
白板症にはビタミンAが効果的であることが分かっていますが、状態によっては反応しない・症状が改善しない場合もあるため、過信はできません。反応しない場合には、外科手術によって患部を切除することになります。

白板症の症状は実に様々で、角化の亢進、有棘層の肥厚、上皮の炎症や異形成といったことが見られます。癌化してしまう可能性がある症状は上皮の異形成で、それがない限りは癌の心配をする必要はないでしょう。

根治治療のためには、癌化していなくとも外科手術が最も効果的です。すぐに癌化する心配がなくとも痛みを伴ったり、長期的な目で見ると癌化するリスクを残すだけなので、早めに治療していく必要があります。

なお外科治療の方法としては、直接切除する他、凍結外科療法、レーザー照射といった治療方法があり、併せて食生活の是正なども行っていくことになるでしょう。

まとめ

白板症は口内にできる原因不明の白斑です。具体的な予防方法はありませんが、口内への強い刺激を控えた生活をしていくことがリスクを下げることになります。そして、気になる症状が出たら専門医に相談してください。

投稿日:2017年3月23日  カテゴリー:口腔外科

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