顔が痛い!何科を受診すればいいの? – 浦和 歯医者 丸山歯科医院

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顔が痛い!何科を受診すればいいの?

顔が痛い!何科を受診すればいいの?

顔が痛くなった時にはどの科を受診すれば良いか、迷う方は多いのではないでしょうか。

顔面痛という括りで扱われることが一般的ですが、どの系統からくる痛みであるか、治療方法はどれが良いかによっても受診する科が異なります。ここでは、まずはどの科を受診するべきかをご紹介し、それぞれの症状・治療方法に合わせた受診科目を挙げていきましょう。

顔が痛む主な原因は顔面の神経痛

顔が痛む原因は、顔面にある神経が痛む症状、顔面神経痛が取り上げられることが多いです。しかし一口に顔面神経痛と言っても発生部位により、対処方法も複数あります。

そこで、まずはどの科に受診したら良いのかと言いますと、神経内科を最初に選ぶと良いでしょう。痛みの原因となっている部位を特定した後は、その部位の専門医に診てもらう形になります。

多くの場合は耳鼻科を受診するようになるケースが目立つため、最初から耳鼻科を選択する場合もあると思いますが、稀に脳神経や歯に由来する痛みもあり、その他の科にかかる可能性もあるので油断できません。

神経痛には顔面の皮膚や粘膜の神経である「三叉神経」から来る三叉神経痛、原因が特定できない非定型顔面痛に分類されています。まずはどの部位が原因で痛みが発生しているのかを見極めてから、治療方針を決めていきましょう。

治療方法の選択によっても受診する科が変わる

治療方法の選択によっても受診する科が変わる

三叉神経痛は、外部からの刺激・神経の近くにできた腫瘍により直接神経を圧迫することで痛みが発生します。その原因を取り除くことが、治療の主な方針になるでしょう。

治療方法としては、痛みの原因を外科的な方法で取り除くか、神経に作用する薬を服用する投薬治療のどちらかです。外科手術をする場合には、耳鼻科で行うのが一般的ですが、中枢神経や脳神経系によるものである場合は、脳神経外科で行うことになります。

外科手術には、頭部を切開して神経の周りの腫瘍を直接取り除く微小血管減圧術や、ガンマナイフなどの放射線治療が主な治療方法です。投薬治療を行う場合には、神経痛に作用する坑てんかん系などの薬を処方してくれる麻酔科や眼科などにかかることになるでしょう(年齢によっては小児科などでも対応してくれます)。

意外と多い原因不明の非定型顔面痛

意外と多い原因不明の非定型顔面痛

三叉神経が顔面痛に作用していることは医学的にもはっきりしていますが、それ以外でも顔面痛になることがあります。三叉神経が原因でない顔面痛は非定型顔面痛と呼ばれ、原因不明であるケースが多いです。

治療に際しても、三叉神経痛とは違って根治治療が確立していないため、むやみやたらに色々な科を受診してもあまり効果が得られないでしょう。

歯科医院でのインプラント治療の後遺症として、稀に発生することがあるという報告もありますが、まだまだ研究が必要な症状です。

傾向としては、メンタル面で問題を抱えている人がなりやすいとも言われており、うつ病や自律神経失調症など心的要因が原因の一つとして関わっていることが知られています。

三叉神経が顔面痛に関わっている場合、投薬治療としては三叉神経痛と同じ薬が効果を発揮することが多いです。しかし、一般市販されている鎮痛系の薬では効果が薄いので、専門医からの処方を受けて効果のある薬を服用するようにしてください。

三叉神経痛に効果がある薬の他には、セロトニン系に作用する抗うつ剤が効果的であることも少なくないようで、精神科や心療内科にお世話になるケースもあります。治療期間は数か月から数年と、個人差が大きい病気ですので、長い目で付き合っていくことになるでしょう。

まとめ

顔面痛の原因は、神経から来る痛みの他に精神的な要因が折り重なっていることがあります。専門医と相談しながら、適切な治療をしていくのが完治への早道になるでしょう。

投稿日:2017年3月2日  カテゴリー:口腔外科

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