丸山歯科医院ブログ
丸山歯科医院は初診時に丁寧にお話を伺い、検査・診断した上で治療を開始致します。
歯周病予防効果が期待できる食べ物、悪化させる習慣
歯周病は軽度のものを含めると、歯のトラブルの中でもほとんどの人が経験すると言われています。歯の健康を維持するためにも、歯周病を予防することが大切です。悪化してしまうと大切な歯を失うリスクがあるのです。そんな歯周病に対して予防効果を発揮する食品、または逆に悪化させてしまう習慣をまとめて紹介していきましょう。
歯周病予防に効果的な栄養素は?
歯周病にはビタミン類が効果的です。その中でも特に効果が高いビタミン類は以下の栄養素になります。
■ビタミンC
体の抵抗力を高めるという意味では、歯周病以外にも欠かせない栄養素です。加えて歯茎を修復する効果もあるので、口内のトラブルを解消する上でも心強い味方になるでしょう。
■ビタミンE
感染症を予防する働きがある栄養素です。歯周病も菌が感染することで発症するので、積極的に摂取したいところですね。
■ビタミンB6
疲労回復のために必要な栄養素です。これが不足すると疲れが溜まりやすくなり、菌の繁殖力を抑えられなくなってしまいます。ビタミンCやEと共に摂ることで、お互いの効果がさらに高まるでしょう。
■βカロチン(ビタミンA)
カロチンは体内でビタミンAに変わります。ビタミンAには菌の感染を予防する働きがある栄養素。
上記以外にも、歯についた食べカスや唾液が分泌しやすくなる食物繊維、歯や骨を形成し歯周病の進行を抑制するカルシウムと言った栄養素が挙げられます。
歯周病予防に効果のある栄養素を豊富に含んだ食品
次は歯周病予防に効果的な栄養素を豊富に含んだ食品を紹介していきます。
歯周病が原因の肺炎を予防する口腔ケア
■ビタミンC
みかん、レモンなどの酸味のある柑橘系に多く含まれている他、柿やイチゴ、緑黄色野菜からも摂取することができます。
■ビタミンE
アーモンドやピーナッツの他、うなぎやかぼちゃ、人参などに多く含まれています。
■ビタミンB
カツオや鮭、秋刀魚やイワシといった魚から多く摂ることができます。
■βカロチン(ビタミンA)
人参やトマト、ホウレンソウ、ひじきなどから多く摂取することができます。ただし、妊娠中の場合には摂取制限があるので注意が必要です。
■カルシウム
牛乳に多く含まれているのは知られていますが、他にも大豆やひじき、イワシなどからも多く摂取することができます。
■食物繊維
レンコンやゴボウ、シイタケ、シメジといった野菜類に多く含まれています。
大事なことは、一つの栄養素や食材に偏って多く摂るのではなく、あくまでバランスよく食事の中で摂取していくこと。健康的な食生活をしていくことで、歯周病だけでなく他の病気にも強くなれる体づくりができるでしょう。
歯周病を助長する要素とは何か?
歯周病を悪化させる外的要因は、不十分なセルフケアの他にストレスを受けることによって唾液の分泌が減ってしまうことにあります。唾液は口内の免疫機能を維持する働きがあり、分泌量が多いほど原因菌の数が少ないというわけです。
また、夜寝るときに口呼吸をしている人は歯周病になりやすい傾向にあります。口内の唾液が少なくなり乾燥してしまうことにより、雑菌の増殖を助長してしまうのです。さらに、血液の循環が悪くなる恐れも。白血球やリンパ球などの細菌と闘うシステムもうまく働かなくなってしまい、口内の傷から入った細菌が体中に回ってしまうこともあるようです。
このため、タバコは人によってストレス発散の一助となる反面、血管の収縮を引き起こすことから、歯周病にかかりやすくなってしまうリスクがあります。
まとめ
歯周病には、ビタミン類などの栄養素をバランスよく摂取することの他に、ストレスなどの外的要因を排除することが大切です。規則正しい生活をすることが、歯周病予防の基本になるでしょう。
投稿日:2016年11月25日 カテゴリー:歯周病