丸山歯科医院ブログ
丸山歯科医院は初診時に丁寧にお話を伺い、検査・診断した上で治療を開始致します。
むし歯って…??④
前回、神経の治療について少し説明させていただきましたが、神経の治療は回数と時間がかかります。
膿が溜まってしまったときは、毎回根管内をきれいにして膿が早くなくなるように薬をいれますが、歯の状態によってその根管内の薬を入れ替える回数はまちまちです。
神経をとり終わった後や、膿がきれいになくなった後は最終的に薬を詰めます。これを行わないと後で痛みがでることもあります。
根管に薬を詰めるには、根管を拡大しなければなりません。
根管は、約0.1mmと大変細いので、その4倍の0.4mm以上まで拡大します。
しかし、歯によって複雑に湾曲している根管があると、機械で拡大することはできないので、手用器具であるリーマー(根管治療用の針)で少しずつ拡大していきます。
そのため、神経の治療は時間がかかります。
また、前歯は根管の数が1つですが、小臼歯では2つ、大臼歯では3つ、4つある歯もあります。
根管の数が多いほど時間がかかってしまいます。
時間や回数がかかるからといって、その歯を放置したり治療の途中でやめてしまったりすると、さらに悪化して、最終的に歯を抜かなければいけなくなってしまうかもしれません。
なので、きちんと治療を受けて治していきましょう。
投稿日:2014年5月28日 カテゴリー:診療一般