むし歯って…??② – 浦和 歯医者 丸山歯科医院

丸山歯科医院ブログ

丸山歯科医院は初診時に丁寧にお話を伺い、検査・診断した上で治療を開始致します。

むし歯って…??②

こんにちは。

前回の続きでむし歯について、お話したいと思います。
むし歯が広がって象牙質にも穴が開くと、膿の逃げ道ができて歯の中の圧力が一気に下がります。
このとき痛みは引きますが、実際には治ったわけではなく、一段と歯が壊れているのです。
痛みがなくなったからといって放置すると、病状はさらに進んでいきます。
歯髄が壊死(えし)して、歯の内部でなにが起きても痛みを感じません。
歯の内部の異常を知らせてくれていたセンサーを失ってしまうのです。
症状としては一時期楽になりますが、今度は歯の内部だけではなく、歯根膜、歯槽骨など広範囲に炎症が広がっていきます。
すると、歯根膜や歯槽骨のセンサーが異常を察知して、痛みがではじめます。
これを歯周組織炎といいます。
歯の内部から歯根の先に押し出された膿は、歯槽骨の中に袋状に溜まり、歯根の先を通る神経が圧迫されると、あるとき強烈な痛みが起こります。
むし歯の治療をするのが遅ければ遅いほど、神経を抜いて治療しなければいけない可能性もでてきますし、もっと遅いと、治療をしても歯を救えない場合もでてきてしまいます。
初期の段階でむし歯を発見できるよう、定期的に歯の検診をすることをおすすめします。

投稿日:2014年3月19日  カテゴリー:診療一般

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